かるたる!〜競技かるた日記〜

日常系競技かるたブログです。

あまつかぜ

・・・これを見て「軽巡洋艦駆逐艦ばっかり」とか思っちゃった人はかなり深刻な「艦これ厨」です。かるた廃人な上に艦これ厨とか、もうかなり後戻りできない感じですね。「お前がな」という声が聞こえてきた気もしますが、多分それは空札いやちがった空耳です。

ちなみに、右側は私が持っている、左側は持っていない(笑)

ホントは「競技かるた決まり字艦隊」なんてものを作ってみたいなと思ったのですが、一番左の「あまつかぜ」はどうやら現在入手不可な模様。悲しみ。句の途中に出てくる「白雪」「初霜」「暁」「龍田」とかでごまかそうかと悩んでいます。


・・・ゴホン。
ゲーマーな一面を見せてしまいました。


さて、皆さんが百人一首の中で一番最初にちゃんと覚えた「歌」は何ですか?
実は私が一番最初に覚えた歌は「あまつかぜ」だったりするんです。


天津風雲の通ひ路吹き閉ぢよ
乙女の姿しばしとどめむ


中学校の頃の正課クラブ(全員必ず何か入らなきゃいけないことになってた)に「百人一首クラブ」というのがあって、私は一応それに入っていました。と言っても、その割には百首なんて全く覚えられなくて(苦笑)ほんの何首かだけ覚えてたんですが、その中でも一番最初に覚えた歌がこの「あまつかぜ」だったというワケです。


その当時に、確かに「むすめふさほせの7枚は一文字で取れるらしい」とか聞いたことがありました。私が中学の頃ですから25年近く前の話なワケですが、その当時はそもそも「競技かるた」としてやろうなんて考えたこともなく、純粋に百人一首というものを勉強していたというだけだったので、むしろそんな覚え方は野蛮とさえ考えておりまして。

うーん。


歳月は人を変える。


中二病全開な雰囲気を醸し出していた私でしたが、25年後の今は、そんな妙なこだわりを持っていた当時よりもはるかに百人一首を覚えているという不思議。当時の自分が今の自分を見たらどう思うのでしょうか(苦笑)


一番最初に覚えた歌という事を考えると「記念すべき札」と言えるような気がしますが、だからといって特別に得意なワケでもなければ常時ものすごく狙ってるという札でもなく、私にとっては現状では「100枚の中の1枚」です。


・・・が、当時の自分をふと思い起こさせる、色々な意味で思い入れがある歌。
それが「あまつかぜ」なのでありました。