周囲の環境が、少しずつ動いていく年度の変わり目。。。
そんな中で、現在や、将来の事を色々考えたりしています。…って、始めて3ヶ月ぽっちの私が、ずいぶんと戯けた事言ってるなと思われるかもしれないけれど、それでもあえて今日は書き綴りたかったので。
現在。大会に出る！昇段目指す！…と、自分に気合い入れて頑張っています。………が、別に口で言う程には熱心に上を目指そうと思っているわけではありません。
まぁ百人一首が好きだとはいえ、過去に競技の経験があったというワケではないので、ほとんどまったく素人の状態で、35歳という歳になってから競技かるたを始めちゃった私。それが別に歳取り過ぎてるとは思わないけれど、でも今から一級の選手を目指すにはさすがに色々と無理があるんですよね。
…いや、中にはそれができる人もいるでしょう。何事も、やってやれない事はないし、始めるに遅すぎる事もないのです。
でもそれを達成しようとするなら、必ず何処かで何かを犠牲にする必要があります。私で言えば、それは多分家族です。かるたに関わっている間は家族との距離が離れます。しかもこれは趣味です。これで食べていけるワケではありません。自分の好きな事のために、少しでも家族に負担を強いる必要が出てきます。一級の選手を目指そうとしたら、その負担はより大きくなるでしょう。
周りから見たら、私は環境を気にせずバリバリと思いっ切りやりたいようにやってて恵まれている…という風に見えると思います(苦笑)
しかし、身内の理解を得るのはやはりそれなりに苦労しています。しばしば小言も言われます。そのままでは肩身が狭いので、かるた以外の時間は出来るだけ有効に使うようにしなければなりません。
さらに言えば、子供がすでに卒園した幼稚園の方もまだ任期が終わってません。残務処理がたくさんあります。交代まで、全く気は抜けません。小学校に入ったら入ったで、何がどう転ぶかも分かりません。
……私にとっても、家庭の事の方が自分の人生において大事なものです。でも、両立したいから、私も私なりの努力はしているつもりです。
そういう事を考えると、やっぱり自分が求める事の出来るレベルにはある程度限界があるんですよね。
それでも何で「現在」こんな頑張ろうと思えるのかというと、いつかそのうちに訪れるであろう本当の意味での「限界」が来る前に、出来る範囲で出来る事をして、その時が来るまでに環境を確立したいと思っているからです。
競技かるたは、ずっと続けていきたいと思っています。
でも、今みたいに選手としてひたすらやっていけるのって、どのくらいなのかな？10年？15年？？20年？？？分からないけれど、いつか第一線で出来なくなる日は来ます。でもその時に「自分はもう前のレベルを維持できなくなった、もう限界だ」と言って、出来ないのを理由に辞めるのか？やってきた事をスッパリと切り捨てる事はできるのか？…仮にできたとしても、それって寂しいじゃない。自分が得たものは、どこにも繋がらないもの。
私は、形が違ってもやっぱり関わっていられるようにしたいと思っています。だからこそ、ゆくゆくは「読手」になれたらなぁと思うんですよね。
私が思い描く理想の将来は「教える人がいて、読手がいて、そういう中で若い人達が頑張れるような場所がこの地域にちゃんと存在する事」なんです。何故なら、私の住む地域は、本当の意味で競技かるたをやりたい人が普通にやれるような環境がないから。
いつか、そういう風になったらいいな。
いいなとは思うけど、やっぱそれが定着するためには年単位でかかる事であって。
だから私にできる事を今頑張らなきゃと思ったんですね。
いつか、と思ってるだけじゃいつまでも進まないから。
ただ願っているだけじゃ、何も形にはならないから。
なーんて、そんなん、競技続けて何年もしてから言えよって感じですが。。。
でもいいじゃないですか、言うのはタダなんだし。
何だかまとまりのない文章ですが、思いの丈をぶつけずにいられなかったので、書きたい事を思いつくまま書いてみました。長文にお付き合い頂き、ありがとうございました(笑)
