かるたる!〜競技かるた日記〜

日常系競技かるたブログです。

第29回水沢大会読手始末記・その1~私の声が聞こえない

引っ越しの日程が狂ったことで色々予定も崩れました。ノドに関わりそうなことを水沢後にやるはずだったのに、それが水沢前になってしまったこともあり、コンディションがあまり良いとは言えない状態で大会を迎えてしまった私。

 

それでも当日は鼻も無事通ってて声も出たのですが、ぶっちゃけ調子が良いとは言えません。でもまぁ水沢はいつも2階の会場の場合2試合しかやらないし、そうなると私の出番なんてそのうちのどっちか片方しか無いだろうから、1試合何とかガンバレば大丈夫だし・・・などと高をくくっておりました。が。

 

N先生「あ、亮さん今日ね、2試合目と3試合目です!今回人数も多いから上の会場3試合やるんですよ。なのでD1回戦とDE2回戦お願いします☆」
亮「ファッ!?!?!?」

 

どうやら1試合目はB級公認読手では読めない試合を挟むようで、まさかの2連続読みというローテに。何ということでしょう。しかし引き受けたからには責任というものがございますので、そこはどんな事をしてでも気合で乗り切るしかございません。

という訳で読みに入ったD級1回戦だったのですが、読み始めた瞬間から大変なことが起きまして・・・

 

 

自分の声が
全く反響して
聞こえてこない。

 

え?どゆこと?
普通、読んでると薄ぼんやりとでも自分の声が反響して耳に聞こえてくるんですが、自分的にそれなりに声量出してるにも関わらず、全く手応えがありません。ちょっと待ってコレホントに端っこまで聞こえてるの!?!?という状態。

自分の喉の調子が悪いからなのか!?と思ったのですが、選手たちは普通に取っている(ということは聞こえている)し、コレは一体全体どういうことなんだぜ!?と不思議でなりません。

 

ちゃんと響いている感じがしないので焦った私、だんだんリキんでしまっておりまして、なんかコレどうだったんだよ?という感じ。・・・そういう事があり、自分的にすんごくヘコんでるワケです。

 

何で反響しなかったんだろうか?とものすごく疑問でしたが、後で冷静になって考えてみれば、恐らくは部屋の構造もあったんじゃないかと思います。まず、読手正面がほぼ全部大きなガラス窓であること。

 

 

ガラスは壁に比べると音を通すので、反響は壁よりもしにくい。
でも実は私が読む前に読みを務めたT先生にはこんな事件が起きていました。

 

 

目潰しの刑に処されていた模様。
これはキツイ・・・偏頭痛持ちの私には地獄そのものだ・・・

 

反射光がバリバリ入ってきていることは運営側も分かっていたのか、あるいはT先生が言って下さったのかは分かりませんが、私の読みの前にはカーテンが閉められました。

 

 

でもよく考えると、カーテンはガラスのように通すどころか音を吸収します。
水沢の会場すぐ横に線路があるのですが、電車の音が全く気にならなかったくらいなので防音性はそこそこに高いカーテンなのでしょう。

と、なると、音は跳ね返ってはこないんじゃないかなと。
跳ね返らなくても音は飛んでいるのだから、多分そんなに張り上げなくても端の人には声が聞こえていたのかもしれません。「どのくらい出せばどこまで届くのか」をもっと自分で把握しなきゃダメですね。

 

もうひとつ言うと、読手横に折り畳まれたパーテーションの壁があって、その裏側にも選手が配置されていました。ほぼ真横なのでうまく聞こえない可能性が高いと思い、なおさら声量を上げ気味に→でも手応えがないので把握できない→リキみも入ってきちゃったという感じになってしまったワケです。

 

という事を初めて経験したこともあり、イマイチさじ加減が分からない読みになってしまった(コントロール悪いけど剛速球投げる、みたいな感じ)ので、色々反省です。

偉い立場の方々がたくさんいる中、全力で声振り絞ってるみたいな状態で、本人的には変な汗をかきながらの読唱でした⊂⌒~⊃。Д。)⊃ヘニャ

 

おかげさまで、今回は大変勉強させて頂きました!