読手講習会でのメモを見たら、映画のタイトルみたいになってた件。
本人的には結構大真面目にメモしてたつもりなのですが、後で見直してみるとネタとして狙ってるかのような書き方してるので、もうナチュラルに身についてるんだなと思いました、まる
さて、講習会の時に「畳を叩く選手たち」についてのお話が出ました。
読手がさぁ読むぞと思っている時に、下の方の階級の選手たちがいつまでもバンバン畳を叩いていたりするワケで。審判長などが予め注意してたりするのですが、皆さんなかなかお止めにならない。
いくら畳叩いても
強くなりませんよ。
畳は敵じゃないよ、
おともだちだよ。
とは、専任読手の先生からのお言葉です。
確かにすんごいバンバンしてる方いますね。「そんなに叩いてて痛くないのかしら」と心配になったり。もしくは「畳に親を殺されたのかしら」と思ったりしていますが、とりあえずそんなに勢いよく叩かれても、アナタの耳にも私の耳にも周りの耳にも、そして何より、使わせて頂いている畳にも優しくない。
畳を叩く行為については、全日本かるた協会競技規定細則にもありますね。
第二十七条 競技者は、以下の行為をしてはならない。
(3)競技中に、必要以上に畳を叩くこと。
<補足>(3)畳を叩かなくとも、度を越した頻繁な素振りは行わないこと。
まぁ、例えばですね。払い手で取って、その勢いがついた手が畳にバンと行ってしまったのは仕方ないものです。でも、頻繁に素振りを繰り返し、そのたびにバンバンと何度も何度も叩くのは「必要以上に叩く行為」です。
マナーというよりルール。
競技のルールはちゃんと守らないとダメです。競技者なんだから。
人にやさしく、畳に優しく、自分には厳しく。
そんなふうに競技できたらいいよね、と思う私でありました。