かるたる!〜競技かるた日記〜

日常系競技かるたブログです。

亮さん、指名されるの巻

酒田行く途中で見えた鳥海山がきれいでした!(撮影:茶そば先生)

さて、先日はフルの試合を2試合やらせて頂きました。
1試合目はD級の子との対戦でしたが、相手の終盤の大きなミスに助けられて勝ちました←

 

さて、自分にとっての2試合目ですが・・・まさかのご指名。
私を指名してきたのは、酒田のエース・Sくん(三段)!

以前ウチの会に遠征に来てくれた時に三分の百首での対戦を1度していますが、今度はフルで対戦してみたいので~ということで指名されたというわけです。まぁ私としては大変光栄なことなので、それじゃあとやる事にしました。

 

状況自体は団体戦ですので、声かけしながらなのでお互いいろんな意味で忙しいです。しかしそんな中でも立ち上がりはやや好調だった私、中盤までの段階でまさかの10枚リードの展開となります。

でも相手はB級三段の勢いある若者ですから、こんな調子が最後まで続くわけはないと思ったのですが・・・

 

怒涛の10連取に遭い、そしてそのまま結局逆転されたでござる。

 

これは焦るところではありますが、ここで焦っちゃいけないと思い、まずは1枚の取りに専念して踏ん張ります。そうして、相手やや先行のまま終盤へ。気持ちが引いたらそこで終わりです。劣勢でも怯まず、果敢に攻めることを忘れないよう頑張っていました。

っていうか、ここで守りに入ってショボいミスして終わるようなかるたを取るのは、いちかるた会の会長として許されません。ましてや団体戦、しかも他会での試合です。たとえ負けようとも、最後まで頑張り抜く姿勢を貫かねばならないと思いながら頑張っておりました。

 

しかし、取りは熱くても頭はクールに。
勢いだけで突っ込んでミスしてしまっては台無しです。
「焦らないで1枚ずつ、1枚ずつ」と思いながら取っていたんですが・・・・・・

 

 

やっべぇwww

 

相手あと1枚になってました(白目)
これは完全にピンチです、間違いなくピンチです。むしろ残り2枚の時はピンチとか思ってなかったのが不思議なくらいですが、あと1枚はさすがにマズイです。

 

だがしかし、ここで諦めたら試合終了だよ(by安西監督)
「最後の1枚が終わるまで試合は終わらないのだから、絶対に諦めるな!」と常々会員に言ってるのに、その私自身があきらめるわけにはイカンのだよ!!

 

 

絶っっっ対に

追いついてやる!

 

と、闘志を燃やした私、粘ります。1枚取られたら、1回お手したら終わりなのです。ミスせずに、でも相手より早く!という一念だけで取っていたこの時間帯・・・

 

ついに試合は

運命戦に!

 

根性で1-1と追いつきました。
そこでふと横を見たら、ドラオくんも運命戦に突入していましt・・・あぁっ!!!

 

 

ルールがよく分からない方のために説明すると。
この日は基本的に団体戦でやっているので、チームの勝敗も付きます。
今回の「このはな-酒田」の対戦、この時点でのウチのチームの状況は「1勝2敗」です。つまり、対戦している私とドラオ、どっちも勝たなければ3勝にならないので、チームが勝てません。

この状況で運命戦を迎えた場合。

チームメイトがどちらも同じ札を持っていれば、運命戦で自陣堅守して、自陣が出たら一気に自分のチームが2勝するので、合わせて3勝2敗で勝つことができます。

しかし今回、私とドラオの持ってる札は別々の札です。

相手チームは逆に「2勝1敗」の状態ですから、お互いが自陣堅守して「どちらかが1勝」すれば、チームは3勝することが出来ます。こうなるようにすることを「札クロス」というわけです。

 

・・・で、その札クロスになってしまっていたため、確実に2勝を、という事が難しくなってしまいました。結局はSくん側の札が読まれて取ることはできず、1枚差で負けてしまいました。チームも2勝3敗。悔しいぃぃ!!(ノД`)

 

でも、最後までとても楽しく試合することができました。Sくんからも、楽しかったと言ってもらえて嬉しいです。


久々に熱い戦いが出来ました。本当にありがとう。
今度は(できれば)リベンジするぞ!