あんまり言いたくはないんだけど、あえて書く事にする。
先日の大会で、決勝の運命戦に入る時に、実は大変頭にくる出来事がありました。
運命戦と言うのは、1枚vs1枚での勝負。次に読まれるのがどちらか、その残る1枚を取れるか守れるかで全てが決まる、互いに最も緊張している状態です。
相手に札を送り、札の位置をきちんと合わせ直します。
大会の場では、審判もすぐ傍につく事になります。
それほどに大変な場面です。
チームの勝敗を左右する重要な1枚を決め、相手に送り、札の位置を合わせていた時の事。何の札が残っているのか覗きこもうと、事もあろうか競技をしている場・・・視界に入る程近い範囲に、ズリズリしながら寄ってきた競技者がいました。
今まさに集中せんとしているこの場面に、これほどの邪魔はありません。
それでなくても殺気立っているこの状況。
ついカッとなったので、思わずその競技者に向かって
「近づくなッ!」
と、一喝しました。
大事な場面で余計な感情が入ってしまったため、正直言って自分で自分の心を落ち着かせるのが大変でした。何せ、集中が乱されたワケですから。もしかしたら、私の対戦相手も私と同じ事を思ったかもしれません。というかむしろ、相手の方がもっと視界の範囲に入っていたのではないでしょうか(位置的に)
今一番神経を使っているその場面を壊すような行為をするのは、同じ競技者として許せないなと正直思いました。
場の状況に、興味がある気持ちは分かる。見たい気持ちも、分かる。
でも、同じ競技者ならその場に向かう気持ちがどんなものかも分かるはず。だから、対戦している人の視界に入って競技者の集中を乱すような事は、絶対にしないで欲しい・・・・・・というか、それが分からないようでは、一人前の競技者とは言えないのではないかと、私は思います(私だって、まだまだ半人前ですが)
勝ち負けとか、強さとか、そういうものも大事だけれど。
競技に向かう上でのマナー・所作がきちんとできている競技者であって欲しいし、私自身もそうでありたいと思う、今日この頃です。