「亮さんって、あんまり札分けない方ですか??」
と、疑問を投げかけてきたのは、この5月(正確に言うと出会ったのは4月だけど、個人練習等で一緒にやるようになったのは5月)から一緒に練習をしたりするようになった、こまちたん。彼女はまだ10代だけど、競技かるた的には私よりも先輩です。
私「ん〜、そんなつもりはなかったけどなぁ・・・そう感じた?」
こ「今日取ってて、なんかサ行がみんな亮さんの陣にあるのに送ってこなかったから・・・」
そう言えば。
自陣に「さ」「す」「せ」があった状態でした。
さらにこまちたんから「し(ら)」も送られてきて・・・
そういえば私、それでも呑気にそのままにしてたなぁ。
こ「みんなそっちにあるから、これはもうS音で全部いけるなと思って」
私「・・・・・・そっかぁ。そう言われれば・・・」
私は「友札」は分けようとする傾向にあります。
理由は、相手の反応をコンマ何秒でも遅らせたいから。
短い決まり字に苦手意識があるために、基本的にはどちらにとっても迷うという状況を作っておきたいのです。
「友札をくっつけて自陣に置いて相手より速く守る!」
などという自信は全くないので・・・(試しにやってみると大抵失敗している)
でも今回の場合。とりあえず「友札」ではありません・・・が、「S音」という出だしの共通点がある札達です。決まり字だけみたら「友札」ではないけれど、「音」を目安に飛んで来られる可能性が非常に高い状態だったという事になります。実際、「し(ら)」をものすごい速さで抜かれました。
ならばどうするべきだったか、色々振り返ってみました。
「さ」→送られてきた。右下段端に配置
「し(ら)」→送られてきた。左中段端に配置
「す」→元々自陣にあった。左下段内側に配置
「せ」→元々自陣にあった。右中段端に配置
私「・・・・・・『せ』あたりを送っておけばよかったかしらねぇ」
こ「あ、いいと思います。やっぱり元々あったヤツを動かした方が・・・」
(以後、送り札やその他いろんな事についてずっと談義してた)
もしくは「す」のどちらか。送られてきて配置した「さ」の位置から考えると、「せ」の方が良いような気がします(あくまでも気がするだけだけど)
うーん、そうかぁ。
分ける=友札、とばかり考えていたけど・・・
それだけじゃない分け方というものもあるんだなぁ。。。
つい「一枚札は取る自信が無い」という消極的な考えから、送るのを躊躇しがちですが・・・時にはそこに拘らず、臨機応変な考え方をしていかないとですね!