かるたる!〜競技かるた日記〜

日常系競技かるたブログです。

掴まれる音

今日はMURAさんとCちゃんの練習の際に一回読手をやりました。
どちらも実力者だけに、読むのも緊張します。
上位の選手になればなるほど、音に対する反応が繊細ですからね・・・
そういう人を相手に読んでいると、時々思う。

「この人は今、私の発する音の何を聞き取ったんだろうか?」

実は先日、MURAさんが
「亮さんが読む時は『あ』の音が発音する前に分かる」
などと言っていて・・・
何そのシックスセンス・・・(((゚Д゚;))))
と思っていたら。

Cちゃん「亮さんの『あ』って私も分かりました!!www」
MURAさん「でしょ!『あ』って言う前に分かるよね!!www」


(゚д゚)←心理描写


なんだろう・・・
私の「あ」の発音には特徴があるのだろうか。。。
確かに「あ」で始まる札を読んだ瞬間に二人ともがっつり反応していたので、何かが聞こえているんだろうなと思いました。

他にも、MURAさんが「ふ」ってまだ言いきってないのにすでに払ってたりするのを見て
「あの〜、私まだ『ふ』まで発音してませんけど〜」
って思ったりとかwww
そういや「わたのはら」も異様に早かったな・・・(くっつけてたから「わた」だったんだけど、明らかに私が「わた」と言い切る前に取ってた)

何それコワイwwwwww
と思ってましたが、そんな私でも発音される前に分かるものが一応あるらしい。

MURA「亮さんは『おおえやま』だよねー。絶対『おおけ』も『おおこ』も出てない状態でも『おおえ』って言いきる前に取るじゃない?でも、あれは当てずっぽうじゃなくて確信して取ってるよね」
私「あ〜、『おおえ』はなんか読まれた瞬間に分かる気がするかも・・・」
MURA「あと『よをこめて』も『おおえやま』と同じで、どっちにあってもすごく早いよね」

そういや大会でも敵陣から『よを』は取れたなー。
やっぱそれぞれに、聞き取れる「発音前の微妙な音」があるんでしょうね。
そういう数が一つでも増えると良いのですが。。。


いや、ホント、読んでいると取り手が「音を掴んだ瞬間」が分かるので、感心すると同時に「今のは何で!?」とビビるというか少し怖くもあったりして不思議な感じ(笑)
でも、人が自分のどういう発音に反応しているのか・・・とか、そういうのを身を持って体験している事もまた自分にとって勉強になるし、面白いなぁと思います。