かるたる!〜競技かるた日記〜

日常系競技かるたブログです。

読手講習会2019TOKYOツアー・その5~東と西

読手講習会の次の日は、名人位・クイーン位挑戦者決定戦が行われました。

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東西の予選を勝ち抜いた代表がここで対戦し、2勝先取した方が1月の名人戦・クイーン戦に挑戦する権利を得ることができます。昨年は京都で行われたため見ることができませんでしたが(前日にここで選考会だったし東京→京都のハシゴはちょっと無理が・・・)今年はかるた記念大塚会館での開催だったので、後泊して観戦していくことにしました。

 

挑戦者の座を賭けたハイレベルな戦い、今までこの空気に直接触れたことが無かったので、この独特の緊張感を味わうことが出来たのは自分の中でも大きな経験値になった気がします。

こんな感じで戦っている

 

比率的には挑戦者たち3.5、専任読手3.5、審判の内川さん2、その他1くらいの割合で会場内を見ていた私です(笑)やや被写体に偏りを感じるように思われるかもしれませんが、多分気のせいです。

 

N専任読手、Y専任読手、それぞれの読みを聞くことが出来たので、ホント後泊して良かったな~と思いました。こういう場での生の読み、勉強になります!

また、挑戦者たちのそれぞれの戦いもすごかったわけですが、特に名人位、互いに1勝1敗からの3試合目は、現名人が観戦する目の前での運命戦の末の決着。まるでドラマのような光景に、最後まで会場全体が興奮したような空気に包まれていました。いやー、良いもの見せて頂きました!

 

1-1になってから空札が続いた場面は、本当にピリピリと張りつめたような空気だったのですが、そんな場面で読んでいる時ってどんな心境なのかな~と思い、終わった後にN専任読手にインタビューしに行ってみたところ・・・




「暑かった」

 

この強心臓ですよ・・・見習わなければ・・・
講習会で人前に出た途端に緊張してる場合じゃないぞ公認読手←

つまり、アレです。読手は公平な立場であり、常に頭はクールでなければならんのだということですね。いかなる状況においても狂いなく読めるようになるためには、相応の練習が必要だなと改めて思った私なのでありました。