かるたる!〜競技かるた日記〜

日常系競技かるたブログです。

近江旅行記その3「読みの記憶が消えないうちに」

漫画で顧問の宮内先生が黙って座ってる千早ちゃんを見て「動いても話してもいないから美人に見える」と思った場所はここですね。

ちょうど、誰かのリュックがある辺り。

 

さて、今回は五味専任読手のグループに当たった私。

2017年9月、水沢の読手講習会以来です。
とはいえ、あの時は未公認~A級公認までまとめての講習会だったので、A級公認だけの講習はドキドキです。

 

悪いことに、大津に来たら一気に花粉症にやられた私。
しかも出発2日前に就寝中舌を噛んでしまったことによる口内炎がピークに達していたので状態としては最悪です(コンディションの整え方に難有りだ・・・反省)が、良くないときは良くないときなりに出来る読みを。

今回は「自分の順番の前の人の読みを評価してみましょう」という内容でした。
全員まとめて読んでからまとめて順番に評価しようかと言われましたが「記憶が残ってるうちに評価したい」ということで、読んだその場で評価ということに。

 

五味先生「A級公認の人の使命ってね、全国大会で読むことももちろんなんだけど、人を育てていくことをやっていかなきゃいけない立場でもあるのね。だからお互いの読みを聞いてこの読みはどうかっていうのを言えるようにならなきゃいけないの」

 

冷静に聞いて、良い所・悪い所どちらも判断できなければいけないということですね。
11月に西田先生とお話した時も似たようなことを仰っていました。聞くスキルも大切ということだし、正しい読みをきちんと理解していなければそもそも判断できないことなので、常に基本をおろそかにしてはいけないなと改めて思わされます。

 

私が評価をしたのは男性の方。男性はトーンが低いと思っていたら思ったより高音ボイスだったので驚きました。広い会場でも聞いてみたいなぁと思う読みでした。また、私なりに気付いた事をお話したりしました。

 

それから今度は自分の番。あまり声の出は良くなかったけれど、そんなに広い部屋でもないので「会場に適した声量」になるように、今出来る範囲でしっかりした読みを心掛けて読みました。

読みを評価してくださった女性の方「余韻がとてもキレイでした」

 

 

・・・えっ!?

 

 

・・・えっ!?!?

 

 

「 余 韻 がとても キ レ イ でした」

 

そんな事言われたの読手人生で初めてです!!
おおあなたなんていいひとなんでしょう←
死ぬほど余韻の練習した甲斐があったぁーよかったぁー(号泣)

もちろん難点も。元々あんまり得意でないのに口内炎でより強調された苦手な音「り」の発音。苦手から逃げていてはいつまでも改善しないので、ここもしっかり立ち向かっていかなければいけません。

指摘してくださった方が発音しやすくなる方法(口の中の動かし方に関すること)について色々アドバイスをくださったので、参考にして練習をしてみようと思います。これ一つの情報だけでも、この会場に受講しに来て本当に良かった!と心底思いました。このブログは見ていないと思いますが、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます!!

 

五味先生からもご指摘が。

「難波津に~、まで早いのに、咲くやこの花~でゆったりしちゃったからバランス悪い感じに聞こえちゃう。ゆったり読むなら出だしからキチンとゆったり入るようにしよう」

つい早く入っちゃう癖。特に序歌は全てを決める大事な部分なので、初句の段階から相当に意識をしなければだめだ。読みながら調整しているようではいけない。日々、気を付けていかなければ。

 

たった2時間の講習でしたが、ためになるアドバイスを頂いたし、五味先生から読手の色々な話も聞けたし、充実の内容でした。次に出られる講習会はいつかな~(何回出る気だ)

 

講習会終わって部屋を出て、色々な方とコミュニケーション。
これもまた講習会の楽しみだったりします。
ここで思わぬ人と対面するワケですが、そのお話はまた次回。