こなべ、西郷どんと同じポーズで写真を撮るの巻。
犬はいないので割愛。
というわけで、年末年始の東京旅行も最終日、1月2日はまず上野から。最初の目標は「上野東照宮」でしたので、上野公園を歩いて向かっていたら・・・
!!
王仁の碑が
こんな所にあるの!?
・・・あれ、話についていけてない人がいらっしゃいますねもしかして。
「王仁」って誰?と言ってるそこのかるたーさん、我々が一番よく聞く歌の歌人さん(とされる)ですよ!何の歌かというと・・・
難波津に 咲くやこの花 冬ごもり
今は春べと 咲くやこの花
ですよ!と書くと「今を春べと、じゃないの?」というツッコミが来そうですが、元は「今は春べと」です。競技で読む際に「今を春べと」としています。
ここにそういうものがあると知らずに歩いていたので、縁のあるものに触れることができ、とてもラッキーでした。「まさかこんな所にあるなんて!」と一人で興奮している頃、後ろでは旦那と娘が公園の鳩を追いかけて遊んだりしていました←
さて、気を取り直して上野東照宮に向か
天神様系見つけた~!!「五條天神社」!
ここも予定してなかった場所ですが、散々天神様巡りしておいて、ここに立ち寄らないわけにはいかんだろう!という事でまずはこちらを参拝して御朱印を頂きます。私たちはいつ上野東照宮にたどり着くのだろうか(苦笑)
さて、今度こそ上野東照宮に向かいます。
門からずーーーっと歩いていくと、ドドン!と正面に佇む東照宮。
すごーい、キンキラだぁ。
おそらく中の方も豪華なのでしょう。
一度見てみたいものです。
もちろんここでも、参拝して御朱印を頂いてきました。
さて、朝の参拝祭り(?)を終えた所で、次の目的地に向かいます。向かう先は・・・
東京国立博物館!
通称「トーハク」ですヽ(´∀`*)ノ
1月2日から開催していた「博物館に初もうで」のイベント。
私個人的に見てみたかったのは、ずばりコレです。
元永本古今和歌集!※国宝
平安末期に書かれた、日本最古の写本です。古今和歌集から百人一首に採用されている歌もたくさんあるので、ここは押さえておきたいところでした。
展示で開かれていたページに載っていたのはこの歌。
紅の色にはいでじ隠れ沼の
下にかよひて恋ひは死ぬとも(紀友則)
紀友則といえば、百人一首33番「ひさかたの」の歌人です。
この歌は「恋する気持ちを、顔に出すようなことは絶対にするまい。たとえ、心に秘めた思いに焦がれて、死んでしまおうとも…」という内容の歌です(ざっくり)
この「元永本古今和歌集」の何がすごいって、これですよこれ。
1枚1枚贅沢な料紙に書かれた上に、冊子の形で残っているという事です。
よくもまぁ完璧な形で残っていたものですよね。いやー素晴らしい。
他にも、「ひとはいさ」の歌人・紀貫之の書と伝わるものや
貫之集断簡、伝紀貫之筆
「きみがためを」の歌人・藤原義孝の息子で、書の三蹟・藤原行成の書と伝わるものなど
白氏文集切、伝藤原行成筆
などなど、見たいものを見ることが出来て興奮していた私であります。
他にも色々な書や絵などが展示されていたのですが、たまたま目に入った掛け軸を見た私とこなべ、少し遠目だったとはいえ、反射的に言ったものが外れており・・・
違った(笑)
親子でバカ丸出し。うーん、だって鞍が付いてたから馬だと思ったんだもん・・・
娘の方は、色と耳の形などで山羊に見えたようです。近くで見たら確かに角がありますね・・・なんという事でしょう・・・
と、そんな楽しい博物館でしたが、全部回りきることは時間的に難しかったので、主な展示を一回りした後、徐々に羽田に近づく方向へ。
最後に向かった先は、新橋にある「烏森神社」
駅前からそう遠くない場所にある繁華街のど真ん中、細い小路の中にひっそりと佇んでいます。
ここも、狛犬さんが面白い。片方は足元に鞠。
もう一対は、足元に子供が。
色々な狛犬さんがいるものなんだなと感心した今回の神社巡りでした。
御朱印もたくさんいただいてきたわけですが・・・
多分、御朱印帳を付けてる人は分かるかもしれない。スタートで書いてもらうページを誤って逆から書いてもらってしまったために、時系列が逆になってしまったという。本当は、裏側(っていうか表側なのか)の右から左に書いてもらうべきだったのですが、左から右になっちゃったわけですね。はっはっは。
途中で気付いたのですが、その時に引いたおみくじに「落ち着いて行動しましょう」と書かれてました。ぎゃふん。神様は何でも丸っとお見通しなのでしょう。今年は落ち着いて行動するよう心掛けたいと思います。
というわけで、楽しい年末年始の東京旅行でございました。
実は帰りに「飛行機が悪天候の影響で一度で着陸できずリトライしてようやく着陸した」という事件があったのですが・・・私、羽田を離陸する前、飛行機に乗った瞬間即寝してしまい、そこからほぼ着陸の頃まで爆睡。
そんな面白トラブルがあったこともよく分からないまま、氷点下の秋田に帰り着いたのであります(笑)
家に帰って、最後に行った烏森神社で御朱印を頂いた時に一緒にもらった「梅昆布茶」を飲んでホッと一息。今年もまた、頑張っていこうと心を新たにした私なのでありました。