誰にでもどんなことでも必ず「最初の1回」というものがございます。
今回の秋田大会が、読唱委員としての「最初の1回」となりました。
自分にとってのデビュー戦が地元で初めて行われる大会であったというのはとても嬉しいことです。ちなみに私は、第二会場の方でのE級1回戦・準決勝・決勝の読みを務めさせて頂きました。
Mさんに「1試合目、最初なんか緊張してたよねwww」と言われましたが
そら(初めての舞台なんだから)そうよwww
緊張しないはずが無いじゃないですか(苦笑)
いや、開会式前までは思っているよりドキドキしていなかったんです。
が、開会式になって前の方に座って、選手たちがズラーっと並んでいる様を見たら、何だか急にドキドキしてきちゃったんですね。
第二会場の1試合目はD級1回戦で、東北ではもうベテランの読手であるT先生が務めてくださいましたので何の問題もありませんでしたし、見ているうちに一回落ち着きました(笑)
終盤に待機して、いよいよ試合が終わり、読唱台の方へ行かなきゃと思ったあたりからまたドキドキし始めてしまったので・・・
とりあえず先輩に
パワーを分けて
もらいました(笑)
前述の通り緊張はしていましたが(苦笑)試合自体は割とスムーズに進んでいたので変に読みと読みの間が空きすぎることもなく。
ようやく最後となり、運命戦の組があった訳ですが、よりにもよってそこに残っていたのはウチのまにーちゃん。
【読手心得】
「読手は公正さが第一である」
うちの子であろうが他所の子であろうが、私はこの場にいる全員のために存在しています。だから、私にできる事は、読唱箱に入れて伏せてある読み札を伏せたまま取り出してそれを読むのみ。読唱箱の残りは2枚。本当に運命戦は運命であるのだなと感じました。
箱の中で私の手に触れたものを取って読んだ札は相手の子の陣の札。試合が終わる様を見届けてから下の句を読み上げ(終わったと思っても、選手同士でモメが発生してすぐ終わらない場合もあるので、ちゃんと終わったのを確認しなければならない)、私の初めての読唱が終了したのでありました。
ということを控室にいた先輩読手のK先生にお話したら
ですよね(苦笑)
あぁ、先輩たちは皆こうやって色々な様を見ながらやってきたのだなと改めて思いました。当然、自分の会の子だけでなく、目の前にいる全選手のそれぞれの勝敗のドラマがあって、それぞれの思いがあって、それに自分の発した一音一音が関わっていると思えば、やはり読手が背負うものは大きい。
だからこそ、その場にいる選手たちに向けて良い読みが出来るよう、もっともっと精進して行かなければ!と、今まで以上に強く思った私でありました。
【おまけ】
※しかも難波津の歌の最初(上の句~1回目の下の句)を録音し忘れるミス