かるたる!〜競技かるた日記〜

日常系競技かるたブログです。

第46回鹿角市選手権始末記2~運命の決勝戦

さて、今回の大会で特筆すべきはやはり「A級の部で準優勝」の快挙を成し遂げたドラオくんでしょう。

 

「A級の部」には、全国大会でいうA級~C級、つまり有段者の選手が参加する部門です。同じく有段者と言っても幅がありますし「有段者の無差別級」という感じでしょうか(面白そうだなといつも思う)

 

当会からは、B級弐段のドラオ氏がこの部門に参加。
「A級目指すんだったら本気で優勝目指せよ!」と言っていたのですが、気合い充分だった彼、ホントにガンガン勝ち上がっていきました。同じB級の選手としか当たっていなかったというのがまた緊張感のあるところです。

 

準決勝のカードは、片方が四段のNさんvsTさん、もう片方は弐段のRさんvsドラオ氏という、その場にいた人たちにとって大変面白い組み合わせに(笑)この回戦は私が読み担当だったので読手として公平な立場でずっといたワケですが、視界の端に入ってくるガッチガチの攻め合いしてるRさんとドラオの試合がめちゃくちゃ楽しそうな感じで少し羨ましいなと思いながら読んでいました←

 

結果、準決勝を制したのは、四段Nさん・弐段ドラオ氏。
この二人での決勝戦ということになったのです!

序盤、ドラオ氏が「あ~」という顔を何度もしていたので「また取られたのかしら」などと言いながら場外に設置されていたモニターで観戦していた(※鹿角の大会では会場内の様子をモニターで映してくれています)のですが、札の状況はフレーム外になっていたため分からず。

表情だけで判断してても全然分からないので、中盤過ぎくらいから関係者でござるというドヤ顔で会場内に入り、やや離れたところから様子を見ていました。モニターで見ていた「あぁ~」という表情の割にはそんな大きく差がある様子もなく、むし挽回し始めたドラオ氏。ちょっと良い流れになってきました。

試合終盤に入り、ドラオ氏先行。コレはイケるのでは・・・!?と思ったのですが、そう思った瞬間を上級選手は見逃さないものです。ジワジワと差を詰めていくNさん、踏ん張るドラオ氏。このあたりでほんのり「運命戦」の光景が浮かんで来たのですが、試合は予想通り、運命戦を迎えることになりました。

最後の1枚、読まれたのはNさんの陣「をぐ」手堅く押さえたNさんが勝利しました。
この光景を見ていてもう涙があふれてきた私は上を見てこらえ、挨拶を終えて本気で悔しがっているドラオ氏の所に向かい・・・

 

 

かわいがり(笑)

している場面、

まさかの大公開_(┐「ε:)_

 

そうだった・・・会場の外にめっちゃ映されてるの忘れてたわ←
でも、いいじゃん別に!
嬉しかったり悔しかったりするのは出したって良いと思うのよ!!

 

最後に大変白熱した良い試合を見せてもらいました。
本当によく頑張った!この調子で頑張れドラオ氏!!