「宮城県百人一首の旅」最後はここ、日本三景・松島にある「雄島」
見せばやな雄島のあまの袖だにも
濡れにぞ濡れし色は変はらず
雄島に渡るには「渡月橋」という橋を渡って行きます。
渡月橋は「別れ橋」とも言うそうです。ここでいう「別れ」とは「悪いものや嫌な過去との縁を切る」という意味なんだそうですよ。
東日本大震災の影響でしばらく通れなくなっていたそうですが、今はもう通れるようになっています。
松島といえば歌枕、そして松尾芭蕉、奥の細道。
というワケで、百人一首よりもどちらかというと芭蕉関係が多いです。
ここで藤原俊成の名前が。
亮「はい、藤原俊成の歌」
あ「えー」
亮「ヒントは『よ』」
あ「4枚もあるじゃないですか・・・・・・『よをこめて』ではないから・・・『よも』・・・いや、違うなぁ・・・『よのなか』・・・・・・・」
亮「『よのなか』・・・?」
あ「どっちでしょう・・・(笑)」
亮「しかぞなくなる」
あ「よのなかよ」
こういう楽しい会話ができるのはかるた競技者ならではですね(笑)
島の中には色々な石碑や卒塔婆などがたくさんあります。
歌枕なだけでなく霊場としても知られる所だそうで、昔は僧が修行しに来た場所でもあるようです。
社長「これは梵字・・・?」
亮「どうやらそのようですね~」
中には崩れそうになっているものも。
あ「すっごい絶妙なバランスで立ってますねこれ」
亮「確かにこれは触ったらアカンやつだね・・・」
このまま崩れずに頑張って頂きたいものです。
雄島から海を眺めると、たくさんの島々が見渡せます。
雄島の先端から陸の方を見たら、船がたくさんありました。
漁船ですね。「雄島の海人」の人たちがここにいるのでしょう。
こうして、霊験あらたかな場所で爽やかな風をたっぷり受け、帰宅の途についた私達でありました。