かるたる!〜競技かるた日記〜

日常系競技かるたブログです。

ぶらり百人一首の旅・その3「袖と泪と男と女」

末の松山しかチェックしてなかった私の目に飛び込んできた、まさかの「沖の石」

わが袖は潮干に見えぬ沖の石の
人こそ知らね乾く間もなし

 

 うーん、見落としていたとは不覚なり・・・
「お前ちゃんとチェックしとけよ!ここにもあるんだぞ!」と、かるたの神様に言われているかのようでした。慌てて駐車場に札を取りに行ったんですが・・・

 

あさくら「今、札探そうとしたら、箱開けた瞬間に『わがそ』がピョンと出てきました!」
亮「マジ!?!?待ってましたとばかりに出てきたのか!?」

 

登場を待ってたらしいです。
本当にスミマセンでした(全力ジャンピング土下座)

 

で、その沖の石ですが。

めっちゃ住宅街の中にあります。
「沖」の「石」だから海の中じゃないのか?と疑問を持ちましたが、昔はこの辺りも海だったとかナントカ。今では乾く間しかない感じに見えますけどね(苦笑)

 

亮「石が海の中にあって乾く間もないくらい私の袖も涙で濡れっぱなしよってことよつまり」
あ「平安女性は袖と涙が好きですね・・・」
亮「そうやって男を待つ身のつらさを表現したわけよ」

 

と、そんな沖の石。
説明書きを見たら、さり気なく小野小町の歌も載ってました。

何気に行く先行く先、松尾芭蕉の名前も出てきます。
「奥の細道」で有名ですからね。そりゃ来てますよね。当時はもっと風流な感じだったんでしょうから、ここで一句詠んだりしたのでしょう。

 

現在では大変小さな池となっていt

 

あ「バスクリンみたいな色してる」
社長「確かに」

・・・アオコとかそういうのかなぁ(苦笑)
しかしそれでも古くから伝わるものがこうして残っているのはすごいことですね。維持していくのは大変なものなんだろうなと思います。

 

沖の石のすぐ横にアパートがあったのですが・・・

わが袖は潮干にアーブル沖の石の。

 

ちなみに、末の松山からホントすぐ近くです。100mあるか無いかくらいなので、末の松山を見に行く機会があったら、ぜひ沖の石もどうぞ。

 

さて、お次は松島・雄島へGO!