かるたる!〜競技かるた日記〜

日常系競技かるたブログです。

ぶらり百人一首の旅・その1「歌枕を見てまいれ」

総文を終えたあさくらちゃん親子を引き回し連れて、宮城県にある「百人一首に縁がある場所」をめぐる旅をしてきました。まず最初に向かったのは、こちら。

かくとだにえやは伊吹のさしも草
さしも知らじな燃ゆる思ひを

 

宮城県名取市にある、「かくとだに」の歌人・藤原実方の墓です。
町外れにひっそりとあります。

 

小道を入っていくと、民家の畑のすぐ横に「実方橋」という小さな橋があり、その奥に案内板が出ています。

 

案内板には、藤原実方についての説明書きや一般の方が投稿した短歌が貼られていました。

 

藤原実方は、一条天皇の御前で藤原行成(「きみがためを」の歌人の息子で有名な書家)と口論になり、怒った実方が行成の冠をはたき落とした(※当時の貴族にとって冠を取ることはパンツ一丁になるのと同じくらい恥ずかしいこととされていました)という事件があり、怒った一条天皇が「歌枕を見てまいれ」と左遷を命じ、陸奥の国に下向したという逸話があります。

その後京に戻ることはなく、笠島道祖神(宮城県名取市にある)の前を通った時に乗っていた馬が倒れた際に馬の下敷きになり亡くなったそうで、それでここにお墓があるというわけです。

 

奥に入っていくと、竹林の中に実方のお墓があります。

 

 石碑には漢文で色々書いてましたが、学がないのでぶっちゃけ分かりません(笑)
とりあえず、行成と口論になったとか冠をはたき落としたとかいうこととか、花山天皇がナントカとか藤原公任(たき)とか藤原家隆(かぜそ)とか大江匡房(たか)がナントカとか書いてるのは分かりました←

 

詳しくは横にある現代文で書いてある案内板を御覧ください(笑)
あ、西行法師(なげけ)も来ていますね。

 

ひとしきり見てから次の場所に向かおうとしたら、私達の前を小さな小さなカエルさんがピョンピョンと横切っていきました。

あさくら「実方が出迎えてくれたのかな・・・」
亮「なぜカエルなのかwww」

 

次は、宮城県多賀城市にGO!