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かるたる!〜競技かるた日記〜

日常系競技かるたブログです。

熊本大分復興支援シャリテ大会in酒田・その4

競技かるた かるた大会

酒田大会四回戦目。

C級→準々決勝
D級→準決勝
F級→決勝

という、てんこ盛りな感じの四回戦、まずはD級のあさくらちゃんから。

D級は2ブロックに分かれていたので、それぞれのベスト4がそれぞれで戦っていたわけですが・・・

青森VS青森
青森VS青森
青森VS青森
青森VSこのはな←


何この孤軍奮闘感。

どちらも青森県協会しか残っておらず、その中にポツンと秋田このはな会が混ざっておりました。かるたの全国大会の場合、基本的に「同会での対決は可能な限り避ける」という規定があるために、他に当たる相手がいない限りは同会対決がありません。しかしこのように同会しか残って無ければ、知り合い同士で戦うことになります。

ここで青森県協に全てを持っていかれるのも何となく悔しいのでぜひ頑張ってもらいたいと思いながら様子を見ていましたが、ちょっと別の子を見てる間に「あさくら勝った」と言われ、気付けば礼をしておりました。○15。ひぃぃ。

しかしこれで堂々、D級決勝進出!
疲れが見えるあさくらちゃんでしたが、あと1試合頑張れ!!

次に勝負が決まったのはC級のドラオくん。
相手は新潟の子で、以前酒田に練習試合に行った時に顔を合わせているので全く知らない相手ではありませんでした。

D級とC級の準々決勝というのは、いわゆる「昇段戦」と呼ばれる回戦です。
この2つの階級は、ここで勝って準決勝・ベスト4以上の成績になると昇段の権利を得ます。なので、この回戦には特に気合入ってます(そりゃまぁそうですよね)

ですが「ここで勝ちさえすれば昇段」と思って戦うのと「何が何でも決勝まで行く!」と思って戦うのとでは、だいぶ心の持ち方が違います。それに「C級」で戦おうということは「B級」を目指しているわけですし、「B級になろうとしている」という事は、「その先のA級」が視野に入ってくる事でもあります。

A級になるためには、B級の大会で優勝1回もしくは準優勝2回しなければ上がることが出来ません。これすなわち「決勝戦に行かなければ昇級しない」という事です。
そういう世界でこれから戦おうという人が「ベスト4に入れればいいや」なんて言ってられないのです。だから、ここでは当然勝たなければならないし、通過点にしなければいけません(※実際に勝つか負けるかではなく、つまりは心構えの問題です)
ドラオくんは「通過点」に出来た模様。○11。C級準決勝に進出です!
彼は「一回戦開始のつもりで」と自分に喝を入れて次に備えていました。その調子だ、頑張れドラオ!

さて、F級は決勝戦です。
相手は鶴岡の小さな子。しかし競技かるたの勝負において、年齢は関係ありません。同じ級にいる限りは同じ級の選手なのです。

決勝まで上がってくる子ともなると、やはり今までの相手とは違って強いです。
ひーちゃんの決勝戦は、相手に先行される形となりました。それまでの試合はすべて優勢で進めていたので、焦らずに取っていけるかどうかが心配でした。

しかし、ひーちゃんは淡々と取り続けます。
多少先行されていても、集中して札の確認をしながら1枚1枚に向かっていました。1回戦から回を追うごとに、その姿は勇ましく、そして堂々として来たように見えます。そんなひーちゃんの戦う姿を、少し離れた所で、ひーちゃんのお母さんが見守っていました。

ひーちゃんは、6月の後半になってからウチの会に入りました。なので、まだ半年も経っていません。うちの会で一番人見知りが激しいであろう彼女、入った当初はお母さんの影に隠れてモジモジするほど人見知っていました。

今まで、大人しい子が何人も入り、その子達がだんだん積極的に札に向かっていくようになるのを見てきましたが、この子もそうなっていくだろうか、今まで見た以上に大人しいようだけど大丈夫だろうかと思っていました。しかし初期の頃に一度対戦してみて「あぁ、この子には闘志があるな」と感じたので、いつかそれが表に出るだろうと思いながら日々見ていました。

それが、この大会の中でどんどん爆発していたように見えます。実際、決勝戦での取りなどはそれはもう力強いもので、見ていたちはやちゃんがビビったほど。

流れが変わってきたのは試合終盤。
先行していた相手の子が少し雑になってきて、お手つきが増えました。その間にも淡々と確実に札を取り続けるひーちゃん、ついに追いついたのです。試合は一気にシーソーゲームとなりました。もうどっちに転んでもおかしくないかなと思ったのですが、4ー4くらいの頃でしょうか、相手の子が一瞬、近くで試合を見ていた自分の両親の方を見ました。


この試合、勝つ!


と、この瞬間思いました。
この緊迫した状況では、より集中が深い方が勝ちます。相手の子が両親を見て札から目を離している間、ひーちゃんはずっと札の確認に集中していましたし、札からは一切目をそらしませんでした。

予感は的中し、ひーちゃんが逆転、○4。
見事F級優勝を果たしました!

この瞬間、どれだけ喜びの声を上げたかったことか!!

ひーちゃん、優勝おめでとう!!!

こうして4回戦が全て終了。

C級 ドラオ○11→準決勝進出
D級 あさくら○15→決勝進出
F級 ひーちゃん○4 優勝!

試合終了から間もなく5回戦組み合わせが出ました。

D級はどこを切っても青森県協会なのですがやっぱり青森県協会の子と(笑)
そしてC級準決勝は・・・以前から知るライバル、酒田の子!しかも一回戦でちはやちゃんを破って勝ち上がってきたという因縁の対決・・・!!

二人の戦いはどうなるのか・・・次回に続く!