今日は、出入りしている百人一首同好会(※かるたは取らない)に行ったら、会長さんが光琳かるたを持ってきてくれました♪
光琳かるたというのは、江戸時代に活躍した画家・尾形光琳作の小倉百人一首歌かるたで、金箔の上に絵をあしらったというめちゃくちゃ豪華なかるたです。
会長さんがそのレプリカを持っているというので見せてくれました。いやー眼福眼福。
光琳かるたの場合は、片方が「上の句」だけ、もう片方が「下の句」だけになっていて、上の句の方には作者名と作者の絵が、下の句の方には歌のイメージとなる風景などが描かれています。
で。
上の句の方の札は作者名で分かってしまうのですが、下の句の方はというと、いわゆる「変体仮名」で書かれているため、かな書の心得が無いと読めません。サークルの人達みんな、変体仮名について詳しいわけではなかったため、字の形や背景画などからどの歌か推測するという謎の大会が開かれることに(笑)
「これは・・・普通に読めない」
「この絵はもしかして『渡せる橋におく霜』を描いてるのでは・・・?」
「つまりこれは・・・かささぎの!!!」
なんて風に、某推理マンガのようなノリでみんなで楽しんでおりましたが・・・
「読めない」
「読めませんね」
「ここに『南』って字があるわネ」
「あ、ホントですね!こっちは『乃』じゃないですか?」
「南」は「な」とか「なむ」とかそういうのを表しているのか?「乃」は普通に「の」のはず。しかし「の」で終わるような歌なんてあったっけ・・・?とみんなで考えていたら、会長さんが一言
「背景画がもみじっぽくない?」
絵からの推理キター(笑)
というワケで、もみじが出てくる歌を片っ端から考えてみる。
でも、最後に「の」が来る歌なんてあるのだろうか。
うーん、と悩んでいたところに、別のおばさまが。
「もしかして・・・順番に書いてるとは限らないのかも・・・?バランス取れるように順番が逆に書いてあったりとかするんじゃないの?」
その発想はなかった
というワケで、多分もしかしたらこう読むものなのではないか?
つまりこれは・・・
小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば
今ひとたびの みゆき待たなむ
っていうことなんだよ!(ナ、ナンダッテー)
って、何故逆に書くし!(笑)
わからん。かな書は全くわからん。
でも推測してみるのもなんか面白い。恋の歌なんかは分かりやすい風景もないため、ますます難易度高かったりして、どの歌か当てましょうクイズやったら楽しそうかも。
百人一首にも色々なものがあるんだなぁと感心した、亮さんなのでありました。