その時の気分によって、右手で取ったり左手で取ったりするようになった今日この頃。
右で取る私と左で取る私は、一体どこがどう違っているだろうか。
左にも慣れてきたので比較をしてみることにしました(あくまでも当社比)
まず、利き手である右。
生まれてからずっと使い慣れている手であるせいか、ノッてる時はピンポイントの払いがキレイに決まったりします。敵陣右下段の一字札が一枚だけ真っ直ぐ突けた時は、大変気持ちがいいです。
しかしコイツ、時々空振り(もしくは払い残し・カスッただけなど)もします。師匠に何度も「取りが浅い」と指摘されてるので気を付けていますが、時々やらかしてしまいます。野球のピッチャーに例えたら「球が軽い」とかそういう感じでしょうか。
以前、なにはづさんから「空振りはお手つきより罪深い」とコメントを頂いたことがありますが、全くその通りで、こういうのが頻発するのはよろしくありません。
もうひとつは、左手です。
器用に動かせない分「動かさなきゃ取れない」という意識が強まるらしく、確実に札を撥ねようと頑張るみたいです。おかげで札の払いはむしろ右より力強いです。
でも、左手さんは右手さんと同じ日に生まれたくせに、ビックリするほどちゃんと動いてくれないことがあります。
もちろん、右手のような小技などは全くできません。
ズブの素人です。
と、そんな感じで、やっぱ右手の方が良いようにも見えますが、長所と短所は表裏一体なものです。
右手は器用に動く分余計なことも考えやすいです。
左手は不器用にしか動けないので無心になれます。
そう考えると、どちらでもある程度同じようなスピードが出せるのであれば、利き手に拘る必要もないのかもしれません。
ただし、有効手は試合の最中に変えることができない(競技規定より)ので、左がうまくいかないから右で、なんてことは許されません。一度取り始めたら、貫く覚悟が必要ということですね。
右と左でちょっと取りのスタイルとか取れる範囲とかが違ってるので、自分の中でのそういう地味な非日常感が楽しかったりする、最近の亮さんでありました。