かるたる!〜競技かるた日記〜

日常系競技かるたブログです。

百人一首でおじゃる

一応世間様と同じようにバレンタインなど。
かるたー御用達の小倉山荘よりお取り寄せ。

壬生忠見の「恋すてふ」ですね(´ω`)


さて、そんな配偶者の趣味を無理矢理押し付けられた感じでバレンタインを受け取った旦那さん(笑)が、テレビを観ながら

「俺京都に行った時に、時雨殿百人一首ミュージアム)にいったらおじゃる丸の展示やってたけどなかなか面白かったよ」

なんてことを言ってました。そういえば昨年、Eテレおじゃる丸の番組で百人一首が取り上げられていましたね。企画展示に合わせてそういう内容を放映していたのだろうと思います。


おじゃる丸ってさ、(突然)


前から思ってたんですけど、モデルは坂上是則なんじゃないの?
って、今更のように言ってみたりするんですけど。


・・・あ、今「坂上是則って誰」とか思った競技者がいますね何人か。
坂上是則百人一首に選ばれている歌人の一人です。

朝ぼらけ有明の月と見るまでに
吉野の里に降れる白雪

を歌った人です。
「あぁ、大山札」と思った人は立派な競技廃人です、本当にありがとうございました。


で。何でおじゃる丸なのかというと、彼の名前は「坂ノ上おじゃる丸で、和歌と蹴鞠が得意という設定なんですが、坂上是則も和歌に精通していて清原元輔(ちぎりき)と共に「後撰集」の撰者をしているほどだし、何より「蹴鞠の名手」として有名だったんですよね。共通点ありまくりなので、これ下敷きにしてるよね?と思ったりするワケです。


って事を思うのは私だけじゃもちろんないワケで、調べればたくさん出て来た同じ考察。むしろ私の方が今更の感が否めないのですが(笑)実際の所はどうなのか詳しく分かりませんが、そう思って観ていると楽しいような気がする今日この頃なのでありました。


余談ですが。
冒頭の「こひ(百人一首41番)」の壬生忠見、「あさぼらけあ(百人一首31番)」の坂上是則は、三十六歌仙です。
ちなみに、壬生忠見のお父さん・壬生忠岑「ありあけの〜(百人一首30番)」も入ってます。豆知識。