かるたる!〜競技かるた日記〜

日常系競技かるたブログです。

競技マナー「手をあげろ!」

昨晩も、きのりんちゃんに笑い死にさせられる所だった亮さんです。



さて、先日Twitterで競技マナーに関する事が話題になっていました。
このブログも、見てくださる方が結構いらっしゃるし、私も一応は指導する側としてやっている人間なので、競技マナーに関してはやはりキチンとしなければならないなと常々思っています。というわけで、こういう機会だからたまにはそんな話にも触れてみようかなと。


今日は「手を挙げる」という事について。


競技をしている方は当然ご存知のことと思いますし実際やっていると思いますが、読まれて、払って、その後札を並べたりしている時に、競技者はあちこちで「手を挙げて」います。競技かるたのルールが分からない人が競技中の光景を見ていると「何でこの人達手を挙げてるんだろう?」と疑問に思うようです。


手を挙げる理由、皆さんは正しく理解していますか?


何故、手を挙げているのかというと、これは「今、札を並べ直している所なので、読むのを待って下さい」と読手に意思表示をするためです。
競技規定では、基本的に「読手の読みを制止しない」ことになっています。だから、何も無ければ読手は自動的に次の読みに入るのです。が、札を払って、それを並べ直している最中に読まれてしまったら、当然きちんと競技できませんので、選手はこれを「待って」もらわなきゃいけないんですね。


というワケで、手を挙げるんですが。
手の挙げ方、キチンとしてない人が意外と多いよねって話。
手を挙げるというのは、幼稚園の頃でも言われる事だと思うんですが・・・


手は頭上に高く

挙げるものです。


・・・なんですけどね。
色々なパターンがあるのですが、私はこういうのを良く見る。



こういうのね。



見えない。



特に人が多いと、手を挙げてるのか挙げてないのか全く分からん。読手やってると特にそう思う。読み始めようとしたら、よく見ると「実は控え目に手を挙げてました」なんて事はしばしばあります。


もしかしたら、手を挙げる事の意味があまり分かっていないのかもしれない。
相手が並べている時は挙げなきゃいけない決まりだから挙げてる、みたいな。
でも、手を挙げる事になっているから手を挙げるんじゃなく、読むのを待って下さいっていう意思表示をしているんだから、やっぱりキチンと分かるように手を挙げなきゃダメでしょ?と、いつも思うのです。


中には、何度言っても手の挙げ方に気を付けない人もいます。
そういう人は、何でしょうね。何か手を挙げないことへのポリシーでもあるんでしょうかね。
例えば、死んだばっちゃの遺言で「人前で高く手を挙げたりしちゃなんねぇ」とでも言われたりしてるんでしょうか。
あるいは、前世で手を挙げてみたら撃たれて死んだ記憶があるとか何かでしょうか。
手を挙げたりしたら一族郎党が呪われるという言い伝えとか何かでもあるのでしょうか。
まぁ、本当にそういう方なのであれば仕方ないのでしょうが・・・


まぁ、つまり何が言いたいかって、
「そんな難しい行為じゃないんだから、そのくらいはみんなちゃんとやろうぜ!」
ってことです。もちろん自分の会の人達には、そういう些細な事こそ徹底してもらいたいと思うし、もしこれを見て「そういえば私、ちゃんと挙げてなかったかも・・・」と思った人は今すぐ実行してくれたらいいな〜と思います。


【余談】

「手を挙げると、脇汗が気になるんですが・・・」

大丈夫だ、競技中に誰もお前のそんな所など見ていない(笑)