かるたる!〜競技かるた日記〜

日常系競技かるたブログです。

聴く

「上手い人の詠みを、たくさん聴きなさい」と、吉川先生。


先日の読手講習会の時に、吉川先生・稲葉先生・西田先生・芹野先生・五味先生と、図々しくお話させて頂いたワケですが(廣本先生とはお話できなくて残念・・・)こんなどこの馬の骨とも知れないような新人に、皆さんとても丁寧にいろんな事を教えてくださり・・・ホント、さすが、ありあけの中の人だけあるなぁと思った私です。


で、吉川先生。
「よく聴いて、そして、盗みなさい。ただ上っ面を聴いているんじゃなく、本質的な所をよく聴いて、盗みなさい」


上っ面。


そう、私のようなのが陥りやすいのが「上っ面ばかり聴いて真似する」パターン。
今回の講習会で何よりも一番学んだことは、発声の巧みさとかそういうものではなく『正確に詠むこと』でした。


五味先生に言われて気付いた事ですが。
「声がよく出る人って、つい自分の声に酔っちゃう傾向あるんだよね〜。でも、自分の声に酔っちゃダメ。そこ、気を付けるようにね♡」(五味先生、しゃべり方がすごくカワイイの)


私もどっちかっていうと声量があるタイプなんだけど、五味先生が言うように「声がよく伸びること」が気持ち良いので、ついつい無駄に余韻を伸ばしてしまうんですね・・・でも、「余韻でダラダラしない」(by西田先生in講習会)ようにしなければならないワケで。


読手は、声自慢をするために詠んでいるのではないのだ、ということ。
・・・自分でも、無意識に「声自慢」な部分は持っていたと思う。
しかし、そんなものを振りかざしても・・・吉川先生の言う「上っ面」ばかり真似しようとしても、上手な読手にはなれないのだ。


『正確に詠むこと』
そのために身に付けなければならない事を、よく「聴いて」学ばなければ。そして、それが出来るように、練習しなければ。


さて、今夜は稲葉先生の詠みをゆ〜っくりと聴くぞ!(´∀`)