かるたる!〜競技かるた日記〜

日常系競技かるたブログです。

四回戦以上を目指して・・・

5月の仙台大会以降、「当たり札にまっすぐ行く練習」を続けています。




それまでの私は、とにかく「当たり札があるっぽいあたり」をすごい速さでなぎ払えばいいという感じで取っていました。「おおよそ、その辺」にあるものを速く払って競技線の外に出してしまえば取りになるワケですから、とにかく速く、少しでも速くと思って、馬鹿力を発揮し(笑)なぎ払っておりました。


一時的に言われていた「クマさん」というヤツです。


鮭をがばぁっと獲るかの如く、力一杯なぎ払って。
確かに、見た目は速くなった。
単発の勝負では、勝つ時もある。
でも、じゃあそれで大会で勝てるかと言われたら別のお話です。

上位に行けば行くほど、取りはもっと正確で速い。
なぎ払うよりも速く、直に取られたら何にもなりません。
でも、漫画等の影響で「払う」という事から入ってしまっているため、札に真っ直ぐ行くという動作そのものが身についておらず。。。
何とかするために「より速く」と気持ちばかりが焦り、ただ考えなしに「手を出すまでの時間を早めよう」としてしまいました。結果、決まり字をきちんと聞くことができず、お手つきが増えるという悪循環・・・。実際、夏仙台では速く取ろうという焦りからガンガンお手つきをして逆転負けしています。


じゃあどうしろっちゅうねん!
これ以上速くできるか!
でも速く取れなきゃ負けるじゃん!


と、迷走Mind(笑)していたのが、6月初旬の話。
このままじゃダメだ、まずはこの無駄な動きを何とかしなきゃいけないと思い「札に直線で行けるようにする練習」をする事にしました。でも具体的に何をすればいいか分からなかったので、まずは初心に返り、かるたを取る時の基本である「押さえ手」で札を取る練習をし始めました。


でもそれをやり始めたら、今までの自分に比べると絶望的に遅いです。驚きの遅さなので、正直6月中は結構イライラしていました(苦笑)が、何とか続けていって・・・

7月に入った頃には少しは直線の動きができるようになってきたので、今度はそれを加速させてみました。いわゆる「突き手」です。真っ直ぐ、少し速く、を心がけて。。。ずっと「クマが鮭獲ってる」と言われてたような取りがそうでなくなってきて「クマさんが見られなくなった」と言われるようになりました(笑)

8月に入る頃、「そろそろ、横に払って行ってもいいんじゃないか」と思い・・・でも今までのように「なぎ払う」んじゃなくて、「できるだけ札直で払う」という練習を始めました。A級の方に払いの仕方について教えを乞うたりしたのもこの頃です。その上で練習を続けて、今に至ります。


まだ、反応速度とかそういうのが養われてないのか、札直に少し拘り過ぎている部分もあるのか、イマイチ遅いのですが。。。でも取り方は5月くらいに比べると変わったんじゃないかなぁと思います。



問題は、ここから。


無駄な動きはだいぶ減ってきた。まだまだ全然イメージとは程遠いけれど、たまに相手にダメージを与えられそうな「会心の取り」と言えるような取り方もできるようになった。でも、その「たまに」だけに頼る訳にもいかないので、基本的にはやはりできるだけ「ちょうど良く、正確に」取れるようになりたいな、と。


難しい課題です。


色々と見てきて、D級四回戦以上まで勝ちぬけるようになるには、コンスタントに取れるような実力が必要だと感じました。勢いだけで勝ちぬけるほど、全国大会は甘くないです。だからまたしばらく、自分の思い通りにいかないイライラする動き(苦笑)をしながら練習していかなきゃいけないかなーと思います。
練習方法については、ここ最近再び迷走Mind(笑)しつつありましたが、まぁ何とかかんとかやって行けそうな雰囲気になってきたので、気長に頑張ろうかなと。


水沢大会は、出る予定でしたが諸事情により出られないので・・・
いや、むしろ今出られなくて正解なのかもしれません。


それならば12月の冬仙台に照準を合わせて、今まで続けてきた「札直で行ける練習」に、プラスアルファを加えた練習をしていって、少しずつ段階を上げていきたいと思います。