かるたる!〜競技かるた日記〜

日常系競技かるたブログです。

秋田県交流大会

今日は、秋田県交流大会が行われました。




出場は全部で8チーム。予選は4チームずつで2つに分かれ、リーグ総当たり戦。チームかるたるは予選3勝(3-0、3-0、3-0)で決勝へ進出する事ができました。


決勝戦、もう一つのリーグを我々と同じ3勝(3-0、3-0、3-0)で勝ち抜いたH高校との対戦となり・・・
彼女らは相当成長したので
「ぶっちゃけこれは負ける自信がある(キリッ」
と、思っていた、困った大将であります。←おい

何となくの予想通り、相手が先行する展開となり・・・
途中から多分10枚くらいの差がついてたと思います。
これはもう結構ヤバイ雰囲気漂ってます。

そんな中、副将のうさぎ氏から「かるたる1勝!」の声が聞こえ、とりあえず安堵。しかし残る2戦、Rinつんはかなりもう追い込まれちゃってて厳しい状況。その横で戦う私も、人の事を言える状態ではなくかなーりピンチ。お手つきも多かったですし・・・

でも、そんな負け込んでる状況の中、色々な方からいつも言われていた事・・・
「場の札が10枚以上ある状態なら、負けてても追いつくチャンスがある」
「5枚くらいの差でついていく事ができれば、追いつく事はできる」

という言葉を思い出し。


絶対に追いつける時が来る


と、根拠のない自信を持つ事にして踏ん張っておりました。
しかしそれでもなかなか差は縮まらない状況の中で「H 1勝!」の声。
チームかるたるvsH高校は1勝1敗。
今戦っている自分たちの勝敗に全てがゆだねられる事となりました。

ここで強く思ったのは
「うさぎちゃんの1勝をここで無駄にする訳にはいかない!」
「負けてしまったRinに勇気を与えるためにも折れる訳にいかない!」

という事。今私は私のためだけに戦ってるのではなく、うさぎちゃん・Rinつんという仲間を背負っているんだと、この時ものすごく思いました。

しかし終盤、もう6枚vs2枚という危機的状況。
相手は十分に速さがあるので、ぶっちゃけ抜ける自信もなくて。。。
そのうち、相手は残り1枚(自陣は4枚くらいあった気がする)に。
そこで向こうが「次で決めるよ!」と声をかけてるのを聞く。



決めさせてたまるか!



・・・と奮起した、かなり負けず嫌いのかるたる主将。必死で追い上げ、最後は「敵陣:はるす、自陣:きみがためを」を持っての運命戦。「きみがためを」は「き」で決まっていました。「はるす」は決まっていませんでした。

「き」の「k」っぽい声が聞こえたらもう自陣堅守、それ以外だったら敵陣へ突っ込もうと考え・・・出たのは「はるす」私が敵陣を抜いて勝負がつきました。・・・・・・ものすごく、劇的な展開での優勝となりました!


一番のポイントになったのは、運命戦になる前の敵陣右下段「ながか(なが)」を抜いた事だと思います。もう少し言うなら、それよりもちょっとだけ前、場の枚数が10枚になるかならないかくらいの頃かな?敵陣右下段「ふ」を抜いたあたり。一枚札を抜いたという事が自信となり、その辺から少しずつ流れを引き寄せて行けたかなという気がします。

「はるす」と「きみがためを」のどちらを送るかは、かなり悩みました。
「き」より「は」の方が多分反応が速いと思った事、でも「はるす」が完全に決まってない状態(「はるの」は出てなかったよね)なので自陣にあったらお手つきをしそうな気がした事、「きみがためを」は最近好きな札になってきたので、お守り代わりに自陣に置こうかな〜という、ゲン担ぎ的な理由で「はるす」の方を送らせてもらいました。
相手が自陣を取りそこなったのは、単に力んでたからというだけではなく、決まってない札への迷いもあったんじゃないかなという気がします。


と、そんな理屈はともかくとして・・・
今回、ものすごく良い経験ができたと心から思います。
一番は多分メンタル面です。今までにこんなに根性を出して取ったのは初めてではないでしょうか。多分、普通に戦ってたら絶対途中で心が折れてました。もういいや〜どうせこの対戦はもうダメだろう〜みたいな諦めが途中で入ってしまって、頑張り切る事がなかなかできませんでしたが。。。


『諦めず最後の1枚まで戦い抜く事』


が出来た。それが今回、私にとって大きな収穫になったなと思います。



皆様、本当にお疲れ様でした。
そして良い勉強をさせて頂いて本当にありがとうございました。
この大会で経験した事を糧に、これからも精進していきたいです。