かるたる!〜競技かるた日記〜

日常系競技かるたブログです。

「歌」を取る

こまちちゃんとかるたのお話をすると、すごーく楽しいです。
彼女は私の歳の半分近くの年齢なのですが、とっっっってもクレバーな子で、ものすっごい分析力を持っていて、かるたに対する取り組み方が本当に真摯です。私は彼女をとても尊敬しています。これからも色々と教えて欲しいと思っています。

そんなこまちちゃんと、かるたの取り方の話になったのですが・・・

私「Rinちゃんとよねたんとの取り方とはまた違うし・・・かと言って、MURAさんやこまちちゃんとの取り方とも違うんだよね・・・何でしょね」
こ「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、亮さんの取り方は・・・何だろう(笑)」
私「(´Д`;)『何だろう』ってwww」
こ「私の語彙では表現できないwww」
私「こまちちゃんの語彙力をもっても表現できないって何〜〜〜(苦笑)」
こ「いや、あの、何だろう。・・・・・・亮さんは歌が好きだからか、歌との結び付きが濃い札だと速いんですよ」
私「え」
こ「歌との結び付きが薄い札はそうでもない感じじゃないですか?」


Σ( ̄д ̄;)!!!!!


私「そういや『わすら』とか『わすれ』とかよく忘れるw」←造詣が深くない歌
こ「文字通り忘れてるんですねwwwwww」
私「そうwwwwwwww」


歌との結び付き。


百人一首の歌が好きで、歌を歌として聞いている私。でもそれは競技をする上で、音の聞き分けの速さを追求する世界の中では足枷になっているんじゃないか・・・と、前に書いた事がありますが。

「歌」を聴いてもいいのかな。
「歌」を取りに行ってもいいのかな。

そういえば、歌のイメージが強い札が「速く取れる札」になっている気がします。

歌のエピソードが面白いから気に入っている『おおえ』(大江山)とか。
紫式部の、何気に恋の歌じゃなかったりする『め』(巡りあひて)とか。
清少納言の、中国の故事になぞらえてて面白い『よを』(夜をこめて)とか。
歌の内容と歌人の最期を見比べるとその意味が切なくなる『よのなかは』とか。
百人一首の本の最初に載ってるから何度も見てる『あきの』(秋の田の)とか。
etc・・・

ついこないだ、自分の中でのイメージが濃い札・イメージの薄い札がそれぞれどこにあるのか表にして確認したりしていたのですが。。。
歌のイメージが、結び付きが、全部の札に対して濃いものになれば・・・もっともっと取りに行けるようになるかなぁ。そういう風に、私なりの取り組みをしていってもいいのかなぁ。

そんな「自分の中の感覚」を肯定してもいいのかもしれない、と思う事ができて。。。だから、こまちちゃんのその一言は、とても嬉しかったです。

もちろん音が一番大事だし、如何に聞き分けるかという事にはなるけれど。。。
自分の原点になる所も、もっと強めていきたい。

そう思った、今日この頃でした。